白髪染めの種類と特徴│白髪染め用品の種類とヘアケアのポイント
市販のメンズ向け白髪染め用品には、どのような種類があるのでしょうか。一般的には「白髪用ヘアカラー」がよく知られていますが、白髪染め用品にはヘアカラー以外にもさまざまな選択肢があります。お悩みに合わせて各種アイテムを使い分けると良いでしょう。
ここでは、ご自分に合った白髪染め用品をお探しの男性へ向けて、白髪染め用品の種類をご紹介します。白髪が気になるときのヘアケアのポイントにも触れるため、ぜひ参考にしてみてください。
目次
おしゃれ染めと白髪染めの違いは?
髪を染めるヘアカラー剤には、「黒髪用(おしゃれ染め)」と「白髪用」の種類があります。黒髪用と白髪用は、白髪に対する染毛作用に違いがあります。白髪用ヘアカラー剤は、白髪を染めることに重点を置いて設計されているため、染毛作用が強いのが特徴です。それに対して、黒髪用ヘアカラー剤ではほとんど白髪を染めることはできません。白髪に使うと不自然な色みに仕上がるおそれがあるため注意が必要です。
また、白髪用ヘアカラー剤には「男性用」と「女性用」の種類があります。市販の商品はパッケージのデザインが大きく異なるように見えますが、実は男性用と女性用で薬剤の成分や使い方にはほとんど違いがありません。ただし、メンズ向け白髪用ヘアカラー剤は男性ならではのニーズに応えて、より短時間で染められる商品や、無香料タイプの商品などが多い傾向にあります。
白髪染め用品の種類と特徴
白髪染め用品の種類と、それぞれの特徴を解説します。アイテムによって白髪を染める仕組みが異なり、メリット・デメリットにも違いがあります。ご自分に合うものを比較検討してみましょう。
白髪用ヘアカラー
脱色と染毛を同時に行うことで、髪の内部までしっかり染まるのが特徴です。カラーバリエーションが豊富で、1回の白髪染めで約2~3カ月にわたり色持ちします。使用するには毎回パッチテスト(皮膚アレルギー試験)が必須です。しっかりと染めることができる反面、他の白髪染め用品と比較すると髪や地肌に負担がかかりやすい側面もあります。
メンズビゲンの「TAKUMI」は、頭髪へのダメージに配慮しながら、染まりの良さとムラのない仕上がりを実現できるのが魅力です。
ヘアマニキュア
髪をコーティングして、色合いをプラスしてツヤを与えるアイテムです。髪の表面とやや内側が染まります。髪をいたわりながら染められるのが特徴で、色持ちの目安は約3週間から1カ月です。ただし、元の髪色よりも明るい色には染められません。
カラーリンス
白髪を染める色素が配合されたタイプのリンスです。使用回数を重ねると徐々に髪の表面とやや内側が染まります。毎日のシャンプーのついでにお風呂場で染めることが可能です。色持ちは約1~2週間で、使用を中止すると徐々に色落ちします。
一時着色料
1日だけ白髪をカバーするのに使うアイテムです。サッと塗ってその場で白髪を目立たなくできるため、お出かけの直前や外出先でも手軽に使えます。ただし、1回のシャンプーで髪の表面に付いた色素が落ちるため、色持ちしません。
白髪用ヘアカラー | ヘアマニキュア | カラーリンス | 一時着色料 | |
特徴 | 髪の内部まで染料でしっかり染まる | 髪の表面とやや内側が染料で染まる | 使用すると髪の表面とやや内側が徐々に染まる | 髪の表面に色素が付く |
メリット | 色持ちが良く、幅広い髪色の選択肢がある | 髪をいたわりながら染められる | 髪をいたわりながら徐々に染められる | その場ですぐに白髪をカバーできる |
デメリット | 髪に負担がかかりやすい | 元の髪色より明るく染められない | 使用を中止すると徐々に元の髪色に戻る | 1回のシャンプーで色落ちする |
パッチテストの有無 | 必要 | 不要 | 不要 | 不要 |
男性向けおすすめの白髪染め方法
「忙しくて美容院へ行く時間がない」「白髪を染めたと周囲に気づかれたくない」など、男性の白髪染めに関するお悩みはさまざまです。ここでは、そんな男性におすすめの白髪染め方法をご紹介します。
カラーリンスで徐々に白髪を目立たなくする
美容院やセルフカラーでお手入れする時間を取れない方には、ご自宅で毎日のシャンプーのついでに白髪染めができる「カラーリンス」をおすすめします。カラーリンスは、使用回数を重ねると徐々に髪の表面とやや内側が染まるタイプのアイテムです。定期的に使い続けることで少しずつ白髪をカバーするので、自然な印象に仕上げられます。また、髪や頭皮をいたわりながら染められるのもポイントです。
グレーヘアにする
白髪が気になり始めたとき、いきなり黒髪に染めると周囲の人から印象のギャップに驚かれるのではないかと心配になる方もいるでしょう。また、最近では黒髪よりも年齢相応の自然なヘアスタイルがお好みの男性も多くなっています。このように白髪を染めたと気づかれたくない方には「グレーヘア」をおすすめします。
グレーヘアは、白髪をあえてグレーに染めた清潔感のあるヘアスタイルです。黒髪ではなくグレーに染めることで、ダンディで自然なイメージの髪色に仕上げられます。白髪の色みをキレイに整えて、大人の男性らしいシックな雰囲気を演出できることから人気です。グレーヘアにするなら、市販の白髪染め用品のなかでもグレーヘア用のアイテムを選びましょう。
白髪染め後のヘアケアのポイント
白髪染め後は、キレイな髪色を長持ちさせるために、以下のポイントを押さえてお手入れを行うと良いでしょう。最後に、白髪染め後のヘアケアのポイントを解説します。
洗い流さないトリートメントを使用する
白髪染め後は、キューティクルを保護して摩擦によるダメージから髪を守るために、洗い流さないトリートメントを使うと良いでしょう。洗い流さずに使うことから髪にじっくり作用して、集中的にケアできます。
外出時には紫外線対策をする
紫外線の影響で、白髪用ヘアカラー剤の色素の一部が変化する可能性があります。特に、マット系やアッシュ系といった寒色のカラーは変色しやすいため、帽子などで紫外線対策を徹底しましょう。
白髪染め終了後はきちんと乾かす
シャンプー後にタオルドライした状態の髪は、キューティクルがやや浮いた状態となるため、乾かさずに就寝するとダメージを受けやすくなります。濡れた髪はドライヤーできちんと乾燥させるよう心掛けましょう。
ヘアカラーをした直後にパーマはかけない
白髪染めをした直後にパーマをかけると、パーマの薬剤の影響で色落ちや変色のリスクがあります。染めた後は、目安として1週間は間を空けるようにして、事前に美容師へ相談しておきましょう。
最近は、ビジネスシーンでの身だしなみを意識して白髪のお手入れをする男性が多くなっています。仕事における白髪の影響については、以下の関連記事をぜひお読みください。
関連記事:「白髪はビジネスに影響する?相手に与える印象とお手入れのポイント」
メリット・デメリットを理解して白髪染めの種類を選びましょう!
ここまで、市販のメンズ向け白髪染め用品の種類、ヘアケアのポイントまで解説しました。おしゃれ染めと白髪染めは、白髪に対する染毛作用に違いがあります。白髪を染めることが目的の場合は、白髪用ヘアカラーを選びましょう。また、白髪染め用品には「白髪用ヘアカラー」「ヘアマニキュア」「カラーリンス」「一時着色料」といったさまざまな種類があります。それぞれ色持ちや選べる髪色などの特徴が異なり、メリット・デメリットがあるため、上手に使い分けることが大切です。例えば、「色持ちを重視するなら白髪用ヘアカラー」「白髪を徐々に染めて自然と目立たなくするならカラーリンス」といったように、ご自分の目的に合うアイテムを選びましょう。
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