セルフ白髪染めでキレイに染めるコツ│商品を選ぶポイントや注意点

最近は、ご自宅で白髪のお手入れができるメンズ向け白髪染め用品のラインナップが充実しています。セルフで白髪を染めて身だしなみを整えられるため、ぜひ活用すると良いでしょう。その際は、目的に適したアイテムを選び、染め方のコツを押さえて作業すると、キレイに染めることができます。

こちらの記事では、セルフで白髪を染めたい男性へ向けて、商品選びのポイントから注意点まで解説します。気になる白髪をキレイに染めて、清潔感のあるヘアスタイルを目指しましょう。

自身に合った白髪染め用品の種類

市販のメンズ向け白髪染め用品には、さまざまな種類があります。アイテムによって白髪が染まる仕組みが異なるため、ご自分の目的に合わせて選びましょう。初めに、市販のメンズ向け白髪染め用品の種類と特長をご紹介します。

白髪用ヘアカラー

白髪用ヘアカラーは、薬剤によって染毛と脱色を行い、髪の内部が染まる仕組みとなっています。色持ちは約2～3カ月と長めで、カラーバリエーションが豊富なのが魅力です。市販の白髪用ヘアカラー剤は、白髪の量が多くてしっかりと染めたい方、部分染めしたい方、染めた色を長持ちさせたい方などに適しています。

カラーリンス

カラーリンスは、染料が含まれたタイプのリンスで、髪の表面とやや内側が染まる仕組みとなっています。使用回数を重ねると徐々に髪が染まり、使用を中止すると徐々に元の髪色に戻ります。髪や頭皮をいたわりながら白髪を目立たなくしたい方や、シャンプーのついでに染めたい方などにおすすめです。

ヘアスプレー・ヘアマスカラ

ヘアスプレーやヘアマスカラは、一時着色料と呼ばれます。髪の表面に色素を付着させて、一時的に着色して白髪をカバーする仕組みです。シャンプーをすると色素が落ちるため、1日だけ手軽に白髪を隠したいときに適しています。

ヘアマニキュア

ヘアマニキュアは、髪の毛の表面をコーティングして染める仕組みのアイテムです。髪の表面とやや内側が染まります。ツヤ感のある仕上がりになるのが特徴です。ヘアカラーが使用できない方や、髪や頭皮をいたわりながら染めたい方におすすめします。ただし、色持ちは約3週間～1カ月であり、白髪用ヘアカラーと比較してやや短くなります。

以下のページでは、白髪のお悩みや年齢に応じた白髪染め用品を選ぶために、商品の選び方について詳しく解説しています。ぜひチェックしてみてください。

関連ページ：【メンズビゲン】商品の選び方

白髪染め（ヘアカラー）用品の色の選び方

市販のメンズ向け白髪用ヘアカラー剤を購入するときは、色選びにコツがあります。

白髪用ヘアカラー剤は、白髪量によって染まり方に違いがあります。白髪が少ない場合は暗めに染まりやすいので、希望色よりも一段明るめの色番を選ぶと、理想の仕上がりが期待できるでしょう。その反対に、白髪が多い場合は明るめに染まりやすいので、希望色よりも一段暗めの色番を選ぶのがおすすめです。

また、初めて白髪染めをする方は、色選びで迷ったら明るめのカラーを選ぶと良いでしょう。その理由は、明るく染まった髪は暗く染め直すことができる一方で、暗く染まった髪は明るく染め直すのが難しいためです。失敗を避ける意味でも、まずは明るめの髪色をお試しください。

近年は白髪を黒髪に染める以外に、自然な印象の髪色に整える「グレーヘア」が男性から人気です。あえて白髪を活かしてグレーの色味をプラスする白髪染め用品もあるため、お好みでダンディなヘアカラーを楽しんでみてはいかがでしょうか。

セルフで白髪染めする際の準備

ご自宅で白髪を染める場合、作業前に準備しておきたいことがあります。ここでは、セルフカラー前に行うパッチテストや、用意しておくと便利なアイテムをご紹介します。

パッチテストを行う

パッチテスト（皮膚アレルギー試験）には、ヘアカラー剤でかぶれの症状が起こらないか、事前にチェックする役割があります。以前、ヘアカラー剤を使用して問題がなかった方も含めて、ヘアカラー剤を使用するときは毎回パッチテストで確認することが大切です。

アイテムを用意する

セルフカラーの作業を始める前に、衣服や作業スペースに薬剤が付かないよう、以下のアイテムを用意しておきましょう。なお、水をはじくクリーム類は薬剤を塗布する際に顔まわりを保護するために、生え際・耳の後ろ・えり足などに塗って使います。

【セルフカラーで用意するアイテム】

・汚れてもいい前開きの服

・ヘアカラークロス（化粧ケープ）

・タオル

・水をはじくクリーム類

・レジャーシート、ビニールシート、新聞紙など

・手袋 ・輪ゴム　など

白髪染め（ヘアカラー）する際のコツ

白髪染めでムラなくキレイに染めるには、以下のコツを押さえて作業すると良いでしょう。ここでは、セルフカラーの仕上がりを向上させたい男性のために、キレイに染めるコツをご紹介します。

白髪が特に気になる部分から塗る

白髪用ヘアカラー剤は、白髪が特に気になる部分から先に塗ることで、ムラなく染まりやすくなります。また、しっかりと染めたい部分には、薬剤を多めに塗るのがポイントです。生え際やもみあげに薬剤を塗るときは、ヘアカラー剤に付属するコームを使用すると、細かい部分まで塗りやすくなります。

放置時間を守る

白髪用ヘアカラー剤は、パッケージや使用説明書に記載された放置時間を守ることでキレイに染められます。放置時間は、薬剤を塗り終えてから計測するのが正しい方法です。塗布する作業が早めに終わったら、その分放置時間を長めに取り、「塗布時間＋放置時間」が指示の通りになるよう調整しましょう。

室温に注意する

白髪染めの薬剤は、室温が低いと反応が悪くなりやすいのが注意点です。適温は20～30℃とされています。髪が染まりにくくなるおそれがあるため、適温の環境で作業しましょう。また、ヘアカラー剤を低温の環境で保管していた場合は、使用前に適温の環境にしばらく置いた後でお使いください。

白髪染めの色を持続させるコツ

セルフカラーで白髪を染めた後は、キレイな色を長持ちさせるために、毎日の白髪ケアの習慣をつけましょう。最後に、白髪染めの髪色を持続させるコツをお伝えします。

カラーケア用のシャンプーやリンスを活用する

カラーケア用のシャンプーやリンスを使うことで、白髪染めした部分の色持ちが良くなります。セルフカラーで染めた髪色を保つために、専用のシャンプーやリンスを使っても良いでしょう。また、カラーリンスを使って、ヘアカラーするまでの合間の色素を補充するのも良いでしょう。

トリートメントを活用する

洗い流さないトリートメントには、キューティクルを保護し、髪を摩擦から守るトリートメント効果が期待できます。白髪染め後のキューティクルをケアするためにぜひ活用してみてください。

紫外線対策をする

紫外線の影響により、白髪染めの色素の変色が生じる可能性があるため、注意が必要です。特に、マット系・アッシュ系などの寒色は紫外線による影響を受けやすい傾向にあります。夏場は帽子をかぶるなどの対策によって、染めた髪の紫外線対策を徹底しましょう。

ヘアカラーをした直後にパーマをかけない

パーマ剤はヘアカラーの色に影響を与えるおそれがあるため、白髪染めをしてから1週間はパーマの施術を控えておきましょう。なお、まれにトニックや育毛剤による色落ちが懸念されるため、こちらも同様に白髪染めをしてから1週間は使用を控えておくと安心です。

セルフ白髪染めでは目的に合うメンズ向けアイテムを活用しましょう！

ここまで、セルフで白髪染めをする男性へ向けて、キレイに染めるコツをお伝えしました。市販のメンズ向け白髪染め用品にはさまざまな種類があります。なかでも白髪量が多くしっかりとカバーしたい方には、白髪用ヘアカラー剤がおすすめです。また、髪や頭皮をいたわりながら白髪を染めるなら、カラーリンスという選択肢もあります。ご自分の目的に合わせてメンズ向けアイテムを選びましょう。