生え際（こめかみ、もみあげなど）の白髪を目立たなくする方法は？

こめかみ、もみあげなどの生え際の白髪が目立ち始めたら、白髪染めを活用してカバーするのがおすすめです。白髪染め用品には、白髪用ヘアカラーやカラーリンスなどの種類があるため、目的やお悩みに応じて使い分けましょう。この記事では、生え際の白髪隠しにおすすめの方法や、上手に染めるポイントをご紹介します。また、生え際の白髪についてよくある質問にもお答えしていくため、ぜひチェックしてみてください。

こめかみ、もみあげなどの生え際の白髪を目立たなくするにはどんな方法がある？

生え際（こめかみ、もみあげなど）の白髪が目立ってきたら、どのような方法で目立たなくすれば良いのでしょうか。ここでは、生え際の白髪を隠すための方法について解説します。

白髪用ヘアカラーで染める

生え際の白髪をしっかり隠したい場合は、白髪用ヘアカラーを使って染めるのがおすすめです。生え際など部分的に染めたい場合は、クリームタイプの白髪用ヘアカラーを活用しましょう。白髪用ヘアカラーにはクリームや泡などのタイプがありますが、生え際のように細かい部分を染めたいときはクリームタイプが適しています。他のタイプよりも粘性があり、生え際にしっかりと塗れるためです。反対に広範囲を染めたい場合は泡タイプや乳液タイプがおすすめです。

白髪用ヘアカラーは1回の使用で色を長く保てることもメリットです。シャンプーで洗っても色落ちせず2～3カ月ほど持つため、頻繁に染め直す必要がありません。また、クリームタイプは余った分を残しておいて次回に使うこともできます。生え際だけ染める場合は少量のみの使用になりますが、使い捨てずに済むため経済的です。

カラーリンスで徐々に白髪を目立たなくする

生え際の白髪を徐々に目立たなくしたい場合、カラーリンスを検討してみるのもおすすめです。カラーリンスは、使用するたびに徐々に髪の表面を染められる白髪染め用品です。急に色を変えるのではなく、少しずつ自然に白髪を染めていきたい方にも向いています。髪に負担がかからず、ヘアケアしながら染められる点も魅力です。

カラーリンスは、染料が髪の表面近くを染めます。色持ちは1～2週間ほどで、使用をやめると徐々に元の髪の色へ戻っていく点に留意が必要です。色を保ちたい場合は定期的に使用しましょう。

グレーヘアにする

白髪をはっきりとした色に染めるのは抵抗があるという方にもおすすめなのがグレーヘアです。グレーヘアは白髪の状態を活かしたスタイルで、ナチュラルな大人の魅力を演出できます。

清潔感のあるグレーヘアを保つためには、髪の毛をしっかりとお手入れすることが大切です。グレーヘア向けのヘアカラー剤やカラーリンスなどを活用すると、白髪部分と黒髪部分のコントラストをやわらげ、全体的な色のバランスを整えやすくなります。こういった白髪染め用品を使いながら、自然なグレーヘアに仕上げましょう。

関連記事：「男性のための白髪染めガイド│種類や選び方のポイント」

白髪用ヘアカラーでこめかみ、もみあげなどの生え際を上手に染めるコツ

白髪用ヘアカラーを使い慣れない方は、色の選び方や塗り方などで迷ってしまうこともあるでしょう。こちらでは、白髪用ヘアカラーで生え際（こめかみ、もみあげなど）を染めるときに知っておきたいポイントをご紹介します。

色選びで迷ったら、明るめを選ぶ

白髪用ヘアカラーは、暗い色にも明るい色にも染められます。色選びに迷った際は、明るめの色を選ぶのがポイントです。白髪を暗い色に染めた後、明るい色に染め直すのは難しいためです。いったん明るい色で染めておけば、もしも色が気に入らなかったとしても後で暗く染められます。

また、白髪の量によって染めた色の仕上がりが変わってくる点にも気をつけておきましょう。白髪の量が少ないほど暗く、多いほど明るく染まりやすくなります。

白髪が目立つところから塗る

白髪用ヘアカラーは、白髪が目立つ部分から塗り始めます。生え際や分け目などをしっかりと塗りましょう。髪全体を染める場合は、その後から襟足や後頭部などへ塗布していきます。

白髪用ヘアカラーを塗った後は、しばらく放置した後に洗い流します。放置時間は製品によって違うため、パッケージや使用説明書を確認しておきましょう。

こめかみ、もみあげなどの生え際の白髪に関するよくある疑問

ここでは、生え際（こめかみ、もみあげなど）の白髪についてのよくある疑問についてお答えします。気になる疑問がある方は、ぜひ参考にご覧ください。

生え際に数本生えている白髪は抜いてもいい

生え際の白髪が数本程度であれば抜いてしまいたいという方も少なくないでしょう。ただし、白髪を抜くと毛根や頭皮などが傷んでしまうことがあります。白髪は抜かず、カットするか白髪染めをする対策がおすすめです。

白髪を抜くことで毛穴に傷がつき、次に伸びてくる白髪がくせ毛になるケースも見られます。くせ毛の白髪は直毛より目立ちやすく、白髪が増えたように感じてしまう可能性があります。また、白髪を無理に抜くと炎症が発生し、赤みやかゆみの原因になるおそれがあるため気をつけましょう。

関連記事：「白髪を抜くのはNG？デメリットや増やさないための対策」

生え際の白髪が黒髪に戻ることはある？

一度生えてしまった白髪は元の髪色に戻るのか気になるという方も多いのではないでしょうか。白髪には2種類あり、元に戻るタイプと戻らないタイプがあります。

元の髪色に戻る可能性があるのは、髪に色をつけるための「色素細胞」や「色素幹細胞」が存在している白髪です。一時的にこれらの細胞が機能しなくなることで白髪になったケースなら、細胞が再び働くようになれば髪色が戻る可能性があります。一方、色素細胞や色素幹細胞が消失した白髪は、元の髪色に戻ることはないとされています。

関連記事：「白髪が気になり始めたときの対策｜白髪になる仕組みや原因」

生え際の白髪は黒髪用ヘアカラーで染めてもいい？

白髪を染める場合、黒髪用ヘアカラーではなく白髪用ヘアカラーを使いましょう。白髪用のヘアカラーは、白髪をしっかりと染めるための染毛作用が強めに配合されています。対して、黒髪用ヘアカラーは黒髪や明るくなった黒髪などに塗布することを前提として作られています。染毛作用は白髪染めほど強くありません。黒髪用ヘアカラーを使っても、白髪をきれいに染めるのは難しい点に留意しましょう。

生え際の白髪を染める頻度は？

白髪染めの頻度には個人差がありますが、伸びてきた白髪が気になってきた段階で染めることがおすすめです。一般的な白髪染め頻度の目安を、年齢別に確かめてみましょう。

30代の場合、白髪量が多い方は1カ月～2カ月に1回の頻度で染め直すのが目安です。特に、目立ちやすい顔まわりの生え際、分け目などの白髪が伸びてきたら染めるのがおすすめです。40代は1カ月半～2カ月に1回程度を目安に白髪染めを行います。白髪量が多くなってきたら1カ月に1回を目安にしましょう。50代からは1カ月に1回の頻度が目安です。定期的な白髪ケアで、きれいな髪色をキープしましょう。

白髪染め用品を使って気になるこめかみ、もみあげなどの生え際の白髪ケアを実践しましょう！

生え際（こめかみ、もみあげなど）の白髪を目立たなくするための方法や、上手に染めるコツ、よくある疑問をお伝えしました。気になりやすい生え際の白髪は、白髪用ヘアカラーやカラーリンスなどを使って染めるのがおすすめです。黒髪用ヘアカラーではしっかりと染められないため、白髪用ヘアカラーを選びましょう。色選びで悩んだときは明るめの色を選び、白髪の目立つところから塗り始めるのもポイントです。白髪染め用品を上手に活用して、生え際の白髪が目立たないようにカバーしていきましょう。