白髪染めの手順とケア方法｜髪のために意識したい生活習慣

公開日:2024年08月09日

市販のメンズ向け白髪染め用品を活用すると、気になる白髪を隠してヘアスタイルを整えられます。なかでもヘアカラー剤は、ブラシを使って簡単に染められて、髪色が長持ちするのがメリットです。市販品を使えば、美容院へ行く時間が取れないときも自分で染められます。

この記事では、メンズ向け白髪染め用品を使った白髪染めの手順や、ケア方法をお伝えします。髪のために意識したい生活習慣にも触れるため、白髪対策でぜひ参考にお読みください。

白髪染めの手順

市販のメンズ向け白髪染め用品には、「ヘアカラー剤」や「カラーリンス」などの種類があります。それぞれ髪に染まる仕組みや染める手順が異なるため、どちらのアイテムを選ぶべきか確認してみましょう。

ヘアカラー剤で染める場合

ヘアカラー剤は、薬剤で脱色と染毛を同時に行い、髪の内部まで染める仕組みのアイテムです。メンズ向けの商品には、ブラシを使ってショートヘアに簡単に塗布できるものや、短い放置時間でしっかり染められるものがあります。ご自宅で白髪染めができるので、多忙で美容院へ行く時間がない方におすすめです。また、ヘアカラーで染めた効果は約2～3カ月にわたり続くので、色持ちを重視する方にも適しています。

ヘアカラー剤で染める場合は、初めにパッチテスト（皮膚アレルギー試験）を行い、皮膚にかぶれがなければその後に白髪を染めるという手順で作業します。まずは、汚れてもいい前開きの服に着替えて、作業場所を汚さないように保護して準備しましょう。ブラシに薬剤を出して、髪をとかすように塗布したら、説明書で指示された時間だけ放置します。最後に、お風呂場で薬剤をしっかりと洗い流したら完了です。

カラーリンスで染める場合

カラーリンスは、色素を配合したリンスによって、髪の表面とやや内側を染める仕組みのアイテムです。通常のリンスと同様にシャンプー後に髪に塗布し、数分ほど置いてから洗い流すだけで、徐々に白髪が染まります。毎日のシャンプーのついでに使いやすいので、手軽に白髪を染めたい方におすすめです。ただし、カラーリンスは使用を止めると徐々に色落ちしていく点にご注意ください。

カラーリンスで染める場合は、まずシャンプーで髪を洗ってから、タオルで水気を切りましょう。その後にカラーリンスを髪全体に塗布します。このとき、リンスは白髪部分を中心に塗り、頭皮にはすり込まないようにするのがポイントです。また、塗布を終えたら速やかに手についたリンスを洗い流しましょう。これにより、手に色がつくのを避けやすくなります。説明書で指示された時間だけ放置して、リンスをしっかりと洗い流したら完了です。

白髪染めした後のケア方法

メンズ向けヘアカラー剤で白髪染めをした後は、染めた色味を保つためにも、以下のケア方法を意識しましょう。続いて、白髪染め後のケア方法を解説します。

髪へのダメージを抑える

白髪染め（白髪用ヘアカラー）をした後は髪がデリケートな状態になります。ダメージを抑えるためにも、髪への負担につながる紫外線や、高温のドライヤーの当てすぎは避けておきましょう。また、ヘアカラーの直後にパーマをかけると、パーマ剤によって染めた髪色の変色が起こるおそれがあります。メンズパーマをかけたいときは、白髪染めをしてから1週間は間を空けるとともに、あらかじめ美容師に相談することが大切です。

ヘアカラー当日のシャンプーは避ける

ヘアカラーで染めた当日は、できるだけシャンプーを使って髪を洗浄するのは控えておきましょう。その理由は、染めて間もないときはまだ髪に染料が定着しきっていない状態であるためです。色落ちや変色につながるおそれがあるため、目安として染めてから1日程度が経つまでは、シャンプーをせずにおくのが望ましいでしょう。汗や汚れが気になってどうしても髪を洗いたい場合は、少量のシャンプーで頭皮を中心に短時間で洗うよう意識すると、色落ちを少なくできます。

トリートメントやコンディショナーなどのヘアケア用品を活用する

白髪染め後は、トリートメントやコンディショナーなどのヘアケア用品を使って髪を保護しましょう。先ほどご紹介したメンズ向けカラーリンスにも、通常のトリートメントやコンディショナーのように髪をケアする成分が配合されています。ヘアカラー剤で定期的に髪を染める合間に、色味を長持ちさせるためにカラーリンスを活用するのも一つの手です。

髪のためにできる生活習慣

白髪をできるだけ増やさないよう、生活習慣を見直して頭皮や髪を健やかに保ちましょう。最後に、髪のために良いとされる生活習慣をご紹介します。

栄養を意識して食事を摂る

健康的な髪を作るためには、髪に必要な栄養素をバランス良く摂ることが重要です。髪を作る栄養素の例として、乳製品や肉類などに含まれる「タンパク質」、牡蠣や海藻類などに含まれる「亜鉛」、レバーや豚肉などに含まれる「ビタミンB」、卵黄やアーモンドなどに含まれる「ビタミンE」などが挙げられます。このほかにも、黒髪を作るには乳製品や小魚などに含まれる「カルシウム」、干しエビやレバーなどに含まれる「銅」といった栄養素も必要です。普段の食生活に意識して取り入れると良いでしょう。

ストレスを発散させる

詳細なメカニズムはまだ解明されていないものの、ストレスは白髪と関係があると考えられています。ストレスによって自律神経のバランスが崩れると、黒髪の色の元になる「メラニン色素」を作り出すのに関わる、「色素幹細胞」が減少するとされています。現代のライフスタイルでは仕事や人間関係からストレスを受けることが多くあるでしょう。ストレス発散につながる趣味の時間を確保するなど、ストレスと上手に付き合う工夫ができると理想的です。

睡眠時間を確保する

睡眠は体の健康を保つ上で不可欠であるとともに、髪の毛の成長にも関わっています。睡眠時には成長ホルモンが多く分泌されます。そのため、健康のためにも髪の毛の成長のためにも、睡眠不足の状態になっていないか生活習慣を見直してみましょう。目安として、毎日7～8時間の睡眠を確保するのが望ましいとされています。

頭皮は優しく洗う

毎日のシャンプーでつい頭皮をゴシゴシとこするように洗ってしまっていないでしょうか。このように強い力で頭皮を洗うと、炎症が生じるおそれがあります。こうしたダメージによって頭皮の状態が悪化すると、白髪が生えるリスクが高まるため注意が必要です。シャンプーは直接頭皮につけるのではなく、手のひらで泡立ててからつけるようにしましょう。また、強くこすらず優しく洗うとともに、すすぎ残しがないようにしっかりと洗い流すことが大切です。

白髪染め後は日々のケアにも継続して取り組みましょう！

ここまで、メンズ向け白髪染め用品を使った白髪染めの手順や、ケア方法についてお伝えしました。白髪をしっかりと染めて髪色を長持ちさせたいなら、ヘアカラー剤で染めるのがおすすめです。このほかに、毎日のシャンプー後にカラーリンスで染める手軽な方法もあります。白髪を染めて自然な黒髪に仕上げたい男性は、ご紹介したアイテムをぜひ活用してみてください。また、健やかな髪を保つには、白髪染め後のケアを続けることも重要なポイントとなります。ヘアケアと健康的な生活習慣で白髪対策をしましょう。